名古屋商科大学が提供している、オンラインMBA入門(女性キャリア支援)に申し込んでいて、
昨日、その初めての授業がありました。
講義はzoomで行われます。
また、このコースは育休などを理由に、仕事から離れている人達を対象としていることもあり、
今回の参加者は全員、同世代の女性です。
初めての講義の感想、第一声としては、
楽しかった‼︎
向上心のある人達の集まりなので、みんなが積極的に挙手・発言をすることもあり、雰囲気がとてもいいです。すごく生き生きした感じ。
大学時代のゼミに勝るとも劣らない雰囲気。
アドレナリンだかドーパミンだか、あんまり詳しく知らないですが、
なんかの脳波が出てるー!と思えるくらい、私の頭も活性化してました。
もともと、育休プチMBA認定ファシリテーター資格をとるにあたり、
その取得要件の中に、このコースを受講することで単位が代替できるという話があったので、チェックしていたものです。
なので、私としては、講義の内容はもちろんのこと、
講師の方のファシリテーションからも学ぶべきところは学ぼう、と思っていました。
最初の講義のテーマは、「職場での育休復帰者(組織行動)」ということで、
フィクションの育休復帰者の事例の教材をベースとしたケーススタディをしました。
グループディスカッションと全体でのディスカッションを繰り返す2時間の講義。
講師の方のファシリテーションで、ふむふむ、と思ったところを忘れないようにメモしておこうと思います。
- 登場人物それぞれに関する、同じ3択の質問を投げかけ、どれに該当しそうか全受講生に挙手してもらい、違いについての気付きに繋げる。
- 受講生の発言に出てきたあるフレーズについて、それは具体的にどういうことか?と、再度掘り下げる形で質問をして、深めてもらう。
- 特徴的なフレーズについて、何度も言及する。
- 受講生に対して、「私が〇〇さんの上司の立場なら××と思うと思うんですが、〇〇さんはそこをどう克服しますか?」という具体的なイメージをさせる聞き方をする。
- 受講生の意見(=解決策の案)に対して、その問題点やボトルネックになりそうな部分を、あえて具体化して聞き返すことでイメージしてもらい、気付きを得させる。
- 切り口を明確にして考えさせる。(例…時点の捉え方を、短期にする場合と中長期にする場合に分けて考えさせる)
- 対立する部分を明確にする。
こんなところでしょうか。
ファシリテーションて、どういう状況でするかで着地させる点が違うと思うんですが、
今回のケーススタディや育休プチMBAの場合、受講生のそれぞれが、今後に活かせるそれぞれの気付きを得ることが目的だと思うので、
何か一つの答えを見つけたり考えたりする必要はないから、
それぞれの受講生の中で、有意義な自問自答があればいいんだろうなと思いました。
ちなみに私が今回のケーススタディで得られたと思えた新たな視点は、
『育休復帰者は、子供の体調など、自分ではコントロールできない不確定要素が高くて、中長期的なビジョンを示すのに躊躇しがち。
一方で管理職側は、コミュニケーションを密にできれば解決できると思われる部分も、プライベートなことでもあるので、なかなか踏み込んで話がしにくいと感じてしまいがち。』
ということ。
多様性が重要視されればされるほど、個々の事情はコミュニケーションしなければ分かってもらえないもの。
だから、ちゃんとコミュニケーションしなきゃ!コミュニケーションしないのは甘えでは?なんて思っていたけれど、
コミュニケーションを難しくしてしまう事情も、また別のレイヤーで確かに存在するよなぁ、と、改めて考えさせられました。
次回も楽しみです^ ^