『コーポレート・トランスフォーメーション(冨山和彦・文藝春秋)』
先日読んだ、『コロナショック・サバイバル』の続編としての位置付けとなる本です。
日本の企業のどこが今問題か、について、
より深く掘り下げられた内容になっていました。
私ももう30代半ばですが、
小学生の頃に習った日本の工業モデル(資源がないから、原材料を輸入して、加工して輸出する)は、
確かに最近あまりフォーカスされなくなったなぁ、なんて。
あれからどんどん少子高齢化も進んで、
企業も、「上が詰まっている」感じを、自身も肌で感じることがあります。
まさにここで述べられている旧モデルや、今後目指すべき新モデルには頷けるところしかない、という感想です。
つい先日、コロナの再拡大に伴って、政府から、在宅比率を7割にという要請が出ました。
民間に言うだけでなく行政もやってよね、とか、言いたい事はないわけではありません。
でも、今学校をまた休校にするより、重症化する世代を一定数含む企業から手を付けるのは考え方として当然だと思うし、
満員電車や会議、会食など、ちょっと努力したら減らせるのだから、出来るなら普通にやるべきであり、ずっと継続すべきというのが私の意見です。
そもそも、緊急事態宣言の解除前はどの企業も在宅ワークを進めていたのに、解除された途端、原則出社体制に戻しているのは違和感しかありませんでした。
なんで進めたものを戻すのか…。
なので、在宅7割は賛成です。
そして、「戻さない」前提で進めてほしい!と思っています。
コーポレートトランスフォーメーションの目指すべき姿のひとつとして多様性があります。
ワーママや、介護者や障害者などのマイノリティーは、
コロナに伴う新しい働き方が浸透する事で、かなり行動パターンが変わるはずです。
しかも、いい方向に。
今のピンチを、チャンスにする絶好の機会だと思うのです。
私にも何か、実際に手を動かして世の中に対して出来ることってないのかな…。
うずうずします。
そんなこんなで、本日出産予定日でしたが、まだ気配はありません…。