『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代(アダム・グラント、三笠書房)』
以前、「LEAN IN」に影響を受けたので、その著者であるシェリル・サンドバーグが解説をしていたのと、
同著者の、GIVE&TAKE という本が流行っているので、
読んでみようと思いました。
オリジナリティのある人は決して特別な才能を持った人ではない、というのは説得力を持って分かりました。
その点は確かに、凡人である自分の背中を押してくれる事実でした。
ただ、たぶんそもそも私自身が、
ORIGINALに何を求めて読んでいたかが明確でなかったのもいけないのですが、
読み終わってもなんだかモヤっとしてしまいました。
おそらく、何か目的を既に持って行動していて、そこに対しての閉塞感的なものを感じている人などにとっては、
これから取るべき方策について示唆的だと感じる本なんじゃないかなと思います。
なので、たぶん私の場合は、この本云々というより、それ以前の問題なのかなと。
本を読みながらではなく、この数日、考えているのは、
圧倒的に自分自身と向き合う時間が足りていないなという気がしてなりません。
産休・育休中にキャリアをちゃんと考えたい!という自分にとって今必要なのは、
もっと明確な自分自身の職業観なんじゃないかという気持ちがこのところどんどん強くなっています。
ちょっとインプットとアウトプットのバランスが良くない気がしています。(インプットに偏重気味?)
まぁそこも、本書でいうところの、
「先延ばし」は良い影響を及ぼすことも大いにある、というやつかもしれないので、焦ることはないのかもしれませんが。
とりあえずは、もう一度、『メモの魔力(前田裕二、NewsPicks Books)』を読んでみようかなという気持ちになっています。