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30代ワーママ、ブログというアウトプットで、少しずつもっと好きな自分に近づきたい

読書感想ー君はまだ残業しているのか

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「君はまだ残業しているのか(吉越浩一郎、PHP研究所)」


以前読んだ本の出典のひとつになっていた本で、Amazonのほしいものリストに入れていたのですが、

先日のAmazonPrimeDayで安くなっていたので、

Kindleで購入した本です。


8月から、新しい転職先での育休復帰が始まりますが、

少しずつその日が迫ってくるので、

じわじわと不安な気持ちになってきます。


知り合いに転職先の社名や業務の話をすると、「大変そうだね」と言われるので、それもまた不安に…。


仕事はしたいけど、プライベートが最優先。

そう思って、効率的に仕事をするためのノウハウを頭に入れておきたくて、

この手の本を読み漁っています。


タイトルが、残業をしている人をターゲットにしている感じなのですが、

実際には経営者(残業をさせている人)をターゲットにした本です。

徹底して、残業をさせない組織体質にするためにどうするか、ということが書かれています。

そのため、ダイレクトに自分に今すぐできること、というと、

若干ピントが違った点は否めません。


ただ、その思想にあるのは、

残業はすべきではない、という強い思いで、この点については心に響くところが多くありました。


私たちは、平日は9時から17時まで働いています。

24時間のうち、8時間です。

転職後の私の労働契約では、月33時間の残業は給料の中に想定して含まれている契約です。

つまり、1日につき1〜2時間の残業をすることが前提になっています。

裁量労働制の契約になっています。)

つまり、私の場合、24時間のうち10時間は労働に費やされることになります。

睡眠時間を8時間とするなら、

24ー10ー8=6

すでに、平日は6時間しか残っていません。

その中で、家事・育児をすることになりますが、

単純に考えて子供と過ごす時間が6時間未満ということです。

そして、この6時間のために、仕事をしているはずなんだ、ということ。


この意識を強く持とうと思いました。

いかに働く時間を減らせるか。いかに家族との時間を死守するか。

やはり数字にすると、リアリティを持って残業が悪いものかが実感できる気がしました。


仕事にはのめり込みすぎない。

仕事から何を得られるか?にはフォーカスしない。

仕事にはゲームのように向き合い、どうやってクリアしていくかを最上位命題にした方がいい。


自分の価値基準を見つめ直すとてもいい機会になった、という意味で、

読んでよかった本だったと思います。