「君はまだ残業しているのか(吉越浩一郎、PHP研究所)」
以前読んだ本の出典のひとつになっていた本で、Amazonのほしいものリストに入れていたのですが、
先日のAmazonPrimeDayで安くなっていたので、
Kindleで購入した本です。
8月から、新しい転職先での育休復帰が始まりますが、
少しずつその日が迫ってくるので、
じわじわと不安な気持ちになってきます。
知り合いに転職先の社名や業務の話をすると、「大変そうだね」と言われるので、それもまた不安に…。
仕事はしたいけど、プライベートが最優先。
そう思って、効率的に仕事をするためのノウハウを頭に入れておきたくて、
この手の本を読み漁っています。
タイトルが、残業をしている人をターゲットにしている感じなのですが、
実際には経営者(残業をさせている人)をターゲットにした本です。
徹底して、残業をさせない組織体質にするためにどうするか、ということが書かれています。
そのため、ダイレクトに自分に今すぐできること、というと、
若干ピントが違った点は否めません。
ただ、その思想にあるのは、
残業はすべきではない、という強い思いで、この点については心に響くところが多くありました。
私たちは、平日は9時から17時まで働いています。
24時間のうち、8時間です。
転職後の私の労働契約では、月33時間の残業は給料の中に想定して含まれている契約です。
つまり、1日につき1〜2時間の残業をすることが前提になっています。
(裁量労働制の契約になっています。)
つまり、私の場合、24時間のうち10時間は労働に費やされることになります。
睡眠時間を8時間とするなら、
24ー10ー8=6
すでに、平日は6時間しか残っていません。
その中で、家事・育児をすることになりますが、
単純に考えて子供と過ごす時間が6時間未満ということです。
そして、この6時間のために、仕事をしているはずなんだ、ということ。
この意識を強く持とうと思いました。
いかに働く時間を減らせるか。いかに家族との時間を死守するか。
やはり数字にすると、リアリティを持って残業が悪いものかが実感できる気がしました。
仕事にはのめり込みすぎない。
仕事から何を得られるか?にはフォーカスしない。
仕事にはゲームのように向き合い、どうやってクリアしていくかを最上位命題にした方がいい。
自分の価値基準を見つめ直すとてもいい機会になった、という意味で、
読んでよかった本だったと思います。