『子どもの能力は9歳までに決まる(大久保博之、サンマーク出版)』
はなまる学習会関連の書籍だけだと思考が偏って良くないかなと思って、こちらの本を読んでみました。
せっかくなら自分の子供の年齢に合わせて幼児教育のものがいいかなというチョイスです。
感想ですが…うーん…という感じ。笑
主張されていることは割と真っ当というか、一度や二度は耳にしたことがある内容が、ぎゅっとまとめてある感じでした。
年齢という枠で、いつやるべきかを明確にしようとしている点が、主張として明確で分かりやすいなと思いました。
「いま、ここで輝く。」で書かれていたことや、中田敦彦YouTube大学でちょっと勉強したモンテッソーリ教育でも良いとされていることと、重複するものはいくつもあって、
そういう、どの流派でも『良い』とされているものは可能なかぎりやれるようにしたいなぁ、なんて思いながら読みました。
ただ、この本に関しては、そのそれぞれの主張の論拠がところどころ残念…。
「どこどこの論文でこんな結果が出たので…。」というのはいいんですが、
とても少ない身近なサンプルを引き合いに出して、「これは〇〇だったことが理由と思われます。」
といったような、
それ、エビデンス⁇ただの推測では⁇と思うような論法もチラホラ。
特に著者の昔の同級生で、とても賢かった友人を例に挙げた件では、
その友人が人間性知能が低くておそらく人生の後半で苦労したであろう、と書いてますが、
その理由は「一度も同窓会に来ないこと」…。
誰でも合わないコミュニティのひとつやふたつあるだろうし、そんなことで人間性知能が低いヤツ呼ばわりされたら堪らないなと、大きくツッコミたくなりました。笑
私も、集まりに顔を出してないコミュニティあるけど、逆に毎回顔出してるコミュニティもあるんだけどな^_^;
といったところで、少し最大公約数的なものも見えた気がしたので、
教育本にあんまり深入りするのはこのくらいでもうやめようかなと思います。