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読書感想ー会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方

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「会社には行かない 6年やってわかった 普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方(石倉秀明、CCCメディアハウス)」

 

NUCBの講義クラスが終わり、今週からゼミクラスが始まるにあたって、

テーマを考えておいてくださいとの通達が来ています。

どうしたものかなー?興味のあるテーマって何かなー?と考えていて思いついたのが、

「リモートワーク」

 

コロナを機に、世の中のリモートワークや在宅勤務への流れは急加速しました。

我が家も夫は8割型リモートワーク。

これによって、移動時間がない分、

夕食は当たり前に一緒に食べられるし、

子供のお風呂も助け合って入れられるし、

育児や家事はかなり楽になったと思っています。

本当に、これがずっと続いてほしいと思っています。

 

企業のリモートワーク事例をテーマにするのは面白いかも。

これからの自分の働き方にもつながるかも。

と思って読んでみたのがこの本です。

 

株式会社キャスターという、ほぼ全社員がリモートワークという会社のCOOの著書です。

読みやすくて、子守の傍らで2時間くらいで読めてしまいました。

 

共感の嵐でした。

リモートワークって、多様性との親和性がこんなに高いのか、というのが改めて得た気付きでした。

 

この本を読んで、すごく可能性を感じたのは、

「女性の働き方を変えるにあたっては、男性が変わらなければいけない」

とはよく言われることですが、

コロナによるリモートワークは、男性の働き方を否応なく変える大きな要因になりうるのではないか、ということです。

私の職場や業界も、数年前まで、

「働くお母さんのために在宅勤務制度が広がりつつあります!」なんてことを採用説明会の時にこぞって謳ったりしていましたが、

今考えてみると、

「なんで在宅勤務はお母さんが前提なの?働き方を変えるのは女性だけなの?」

と、そのおかしさにハッとしています。

そして今、夫が在宅勤務になった恩恵をこれでもかというほど感じている自分…。

この豊かさはもっと周知されてもいい気がしますし、これがもっと浸透すれば、

特に子育て世代の幸福度って上がるんじゃないかな…。

 

ただ、この本でちょっと残念だったのは、

リモートワークの個人的に1番の懸念点である人材育成について、

全く触れられてなかったことです。

キャスターはほぼ中途採用者で成立している企業であることもその理由だと思うのですが、

やっぱり多くの企業にとって人材育成は避けて通れない課題ではないかと感じています。

その課題をクリアできるかできないか、が、

これからの広がりの加速度を決めるのではないかな、というのが、

読み終わってすぐの段階の私の感覚です。

 

うん、この可能性はおもしろい。

これを掘り下げてみようかなと思います。